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Case4-1: 胃腸不調、肩こり、腰痛


十音と1週間に1度の相互セッションを継続することになった、セラピストのEさん。胃腸の不調に代表されるご自身の身体を東洋医学的に見立て、セラピューティック・リフレクソロジーでの改善にチャレンジしています。

このケーススタディでは、1週間に1度のセッションを継続して行い、体調の変化や日々の調子を記録しています。

Age:43 女性

Main complaint: 胃腸不調、肩こり、腰痛

History: 

かかりつけ医によると、胃壁があまり強くないとの診断をうけています。

精力的にお仕事をしつつ、実は体力不足に悩みあり。

食べたものが身につかず、やせています。

また、血圧は低めで顔も真っ白になることがあります。

突発的な胃痛や、しばしば横にならなければならないほどのだるさなど、

夏ばて状態だったこともありました。

【食事】肉類をたくさん食べられず、タンパク質不足かもしれません。

​食事をするとどっと疲れてしまうこともあります。

【そのほか】睡眠が5時間程度でもう少し長く眠りたいところ。

婦人科系にも長いこと乱れがあるため、自然手技療法で改善していこうとしています。

胸が苦しくなることもありますが、アロマセラピーなどで対処しています。

【第3回目】

​3回目のセッションから経過を記してみます。

足を観察してみます。施術前(左、もしくは上)→施術後(右、もしくは下)で見てみましょう。

​かっこ内は、乱れが予想できる五行。

足は薄く、甲高です。

甲に現れている筋の緊張(木)

​青みがかった股関節の反射区(木)

特に第2趾のハンマートゥ(土)施術後は少しのびのびとしました。

こちらの写真でも、第2趾の変化がわかります。​

趾の頭に皮下脂肪が少なく、皮膚にしわがよっています。(土)

きつく曲がっていた関節が施術後はすこし伸びました。

また太陽神経叢の反射区は施術後すこししわが増えましたが、いろも白くよわよわしく、胸苦しさとの関係が気になります。(金)

気道の反射区と肩の反射区のまめ(木、金)

​特に肩の反射区(第5趾下方)のまめは、アーチの不調を抱える方に出やすいようです。

胃腸不調については、

胃/脾経(土の要素)の乱れのほか、肝/胆経(木の要素)との関係も気になります。

肝/胆経は肝臓、胆のう、胃、脾臓を通りますし、肉類が身体にもたれることからも胆経の不調が見立てられます。

また、全体的に緊張した足の印象は、「筋、腱、靭帯」に不調が現れやすい木タイプですし、

十分な休息がとれていない(交感神経オン)状態への偏りも改善できるとよいですね。

来週までの課題は、タンパク質の摂り方。

無理なく、身体に負担をかけずに必要な栄養素をとるため、​ひと工夫して頂くことになりました。


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