ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』をお読みになったことはありますか。
あかがね色の表紙に、2匹の蛇が尾を嚙み合っている不思議なしるしが書かれた本が登場します。
映画もあります。
わたしが見たことのある最初に出たほうの映画のおわりは、この本の前半部分のおわりでした。
ものがたりが後半にきりかわるところで、
重要な役割を果たすのは、「一粒の砂」。
砂と土は実際には違うのでしょうけれど、
最近ビッグイシューで読んだ、
「土があればなんでもできる」
という言葉から一気にこの本のことを思い出しました。
五行(木火土金水)の「土」を真ん中に据える図柄は、よく見ます。
上は、使っている月齢の手帳「和暦日々是好日」から(本日5/20は「小満」。エネルギーに満ちつつあるということらしいのですが、結局「大満」はない、しないというのが面白い。嗚呼しかしこの話はまたいつか!)。
下は、インガ・ドーガン著(冨野玲子監訳)『セラピューティック・リフレクソロジー』(フレグランスジャーナル社)よりほんの一部。
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リフレクソロジーを始めてからというもの、もともと強かった連想思考は強まるばかりで、世界の満ち引きと一緒に自分もゆらゆらと、満ち足り引いたりしているような気分です。
それが楽な時もありますし、
楽でない時は問題解決の糸口をさがしに部屋を出てみることにしています。
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「はてしない物語」の2匹の蛇が尾を噛み合うマークつきの、あかがね色の本のなかでは、少年バスチアン・バルタザール・ブックスが幸運の竜と緑色の顔の少年アトレーユの力を借りて、壮大な物語を創出します。
いや、誰でもBBBなのかもしれない、と、一握りの土を真ん中に据えた陰陽マークの本を読みながら想像してみます。
写真は、十音の土からついに生えた、コリアンダーの本葉です。