そこだけじりじりと晴れた昨日は、
大学時代の演出のほうの恩師の古希のお祝いで自転車で行けるご自宅へ駆けつけました。
つい最近(?)卒業したという遠い後輩と、たった7年ぐらい先輩たちと、声楽科出身者が集まって屋上でバーベキュー、火の守役を仰せつかってがんがん焼き続けたのですが、肌も日焼けしました。
足の甲にくっきりと白黒が・・・
でもおいしかったし、(飲みすぎましたが)、同門に脈々と続くDNAのようなものも感じ、面白かったです。
日焼けする前から、師匠から「なんだか黒くなった、元気そう」と言われましたが、
確かに会社勤めをしていたころのわたしは、
家族や同僚から「顔、白いよ。大丈夫?」とよく声をかけられていました。
青いとかではなくて、しろーい感じ。よく覚えています。
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リフレクソロジストとしての十音の日々は、
夏休みの感じに似ています。
時間は大部分自由に使っている。
通勤列車はなく、決められた始業時間もありませんが、
探求する課題はある。毎日ある。終わりません。
同じくフリーランサーの番頭(夫)と
朝、昼、晩と同じ食卓を挟み、後片付けをするとまたそれぞれの仕事場所へ戻る、合宿みたいです。
時々、人ともっとつながらなくてはいけないのでは・・・と思ったり、
あまり身体が楽になったので、なにか業をサボっているのではないか(!?)と思ったりしたものですが、
フリーになって1年半、開室して半年、なぜかその不安は消えてしまいました。
人事尽くして天命を待つなんて言ったらかっこいいですけれど、
ひとつのことを掘り下げるとそのうち全部がつながるでしょうから。
今日はホームページのケースの連載2つ目の準備に費やしてしまいました。
人体の構造や、生理は、淡々と、同じことを繰り返して善き状態を維持するように働いているはずですが、(そして自分が本来淡々としているんだということは自分をずいぶんなだめてもくれるのですが)、
ある機能が不調をきたすと、人間はあっという間にとても複雑に不調を絡み合わせてしまって、
読み解くのがむずかしい。
そういう時は、人間の身体を自然の何かに置き換えて、自然で起きる物理的な滞りについても考えてみます。
そのケースクライアントの身体の中で、様々な自然現象がお互いを活かしたりお互いを克したりしるのだと想像すると、その五行に当てはまる経絡の絡まりが見えてきて、「おおもと」というのは見つからなくても、解決の「いとぐち」が見えます。
いろいろな糸を引っ張ってみるとほどけるかもしれません。
写真は、近くの雑司ヶ谷鬼子母神にある、大イチョウです。樹齢600年以上、幹の太さは8メートル!