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ちからをかりる。


リフレクソロジーは、日本の現況では基本的には「安心できる環境をご用意し、足への刺激をする」という淡々としたサービス業です。

医療ではないので、例えば、「この一週間胃もたれがする」というクライアントに対して、治療、診察、薬の処方をするものではありません。

しかし、急の治療を必要とはしていない方に限ってですが、

胃もたれに苦しんでいるクライアントのそばにいて、引き起こした原因や、再発予防のための改善点を一緒に考えることはできます。

リフレクソロジーならではの視点もあります。

例えば、胃もたれで病院にいって、診療の場で靴下を脱いで足の裏を医師にお見せすることはほぼない(全然ない!)と思いますが、リフレクソロジーの現場では、足から見えてくる、ほかの不調とのつながりが改善点として想像できることもあります。

また、セラピューティック・リフレクソロジーなら、

胃もたれもしていて、最近眼もつかれていて、かつてないほど「イライラしている」、といった、

胃以外の身体の症状と、感情のことまでも改善のヒントにしていくことができます。

実は十音個人としては、今まで大きな病気をしたことはなく、病院にも行きなれていません。

湿疹など表面的に見えてなおかつ耐え難い症状がでたため、仕方なく皮膚科へ行った程度のことがあっても、医療費の負担と薬の出し方も十分に理解できていないと思います。

(薬局に処方箋を持って行かなければならない要件と、受付ですぐ出される薬があるのはどうしてなんだろう、一般的な薬代の説明がされないのはどうしてだろう、安いほうがいいのに、とかいったことです)

国民健康保険料に関しても40歳になったので介護保険料が追加徴収されていきましたが、

それがどのような流れでどなたに使われているのかもよく分かっていないというありさまです。

いくらリフレクソロジーが医療ではない、と言っても、不定愁訴を抱えた方をお迎えするにあたってちょっとこの病院知らずも勉強不足かな、と思いまして、現在少しずつ知っていく努力をしています。

知るにつれ、自分の体調をすべて医療まかせにして頼っていると、将来は制度にパンクが起こり、必要な医療サービスもうまく回らなくなるということはわかりました。

自分が自身のメンテナンス係となり、また体調を整えるために伴走してくれる身体のメンターが必要になってきます。

十音が目指すのは家族のかかりつけとして利用できるリフレクソロジストです。

手技療法は刺激をして流れを整えることで起こりうる疾患を「予防する」ことができます。 西洋医学の治療法や視点と協力して、自分の身体の中のことが想像できる人を増やしていきたい。

自分の身体を知ると備えられますし、少し安心します。

セルフメンテナンスのためには西洋医学的な知識ももちろん必要なので、

十音のフェイスブックページとして「いしゃまち」フェイスブックページをフォローしてみました。

「いしゃまち」ホームページはコンセプトがはっきりとしており、各記事に医師のしっかりとした監修がついています。

例えば、下は、「腹痛」が起こったとき、自分の中の痛む場所と症状を正しく説明し、

適切な診療を受けるヒントになると思います。

十音にお越しになったリフレクソロジストの先輩が、

お店にいらっしゃる70代の素敵な女性について話してくださいました。

大きな病気はしていないけれど、

その中庸な状態を保つために、リフレクソロジーに定期的に通うことにしている。

いつも90分のコースをじっくり受けるそうです。

美容院に行くように。ネイルサロンに行くように。

ヨガや、お稽古事に通うように。

週一度の、自分スキャンのためにリフレクソロジーを気軽に利用するクライアントが、

十音にもお越しになるようになりました。

写真は、最近芽が出てきましたセージです。

セージの葉は、乾燥させて火をつけるとほかの植物のようにパッと燃えてしまわず、

蚊取り線香のようにじっくりと燃えて、強い芳香を残していきます。

昔から魔除けや清めに使われているのは、そんな性質も理由かもしれません。


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