家人の誕生日がありました。
リクエストされたプレゼントが、武満徹のSongs 。
ギターで弾き語りするのだそうです。
とても久しぶりに、
楽譜を買いました。
楽譜は未知の街の地図のようなもので、
本当にワクワクします。
楽譜には、音符が並んでいるだけではない。
作曲家の精神が、
その時代の影響が、
ありとあらゆる、人生をかけた叡智が詰まっています。
例えば、名庭や、茶室や、歴史的な建築や、文学とも同じ。
読み解いていくと旅ができます。
行間を読んで想像したり解釈するのもまた楽しい。
学生時代から20代は、
手が出ない楽譜もたくさんありましたが、
それでも奨学金をつぎ込んでオペラのスコアを集めていました。
(大学の私のロッカーの中身は垂涎ものだとよく後輩から言われました!笑)
旅路としては、手技療法ひとつ学ぶのも、
人体を見るのも、
同じような読み解きのプロセスがあり、
結局、ずっと同じことをやっているのだと思う。
音楽を読むことを通して、
わたしはものの学び方を得ましたが、
それが音楽でない人も多いでしょう。
今日はこれからセッションは閉室して、
ライブに出かけてきます!
回数券を使い切って、ビッグイシューをもらっていってくれるクライアントが増えてきました。
この冊子も、知らない街の地図のようなところがあるよな、と思いながら。