今日はいくつの演奏会が東京で開催されるのかな、
と、情報誌を見るのが日課になっている。
この土日の開催数は半端なかったので、
これはみんな忙しいわ、と思う。
人の流れは繋がっているものだと考えるたちなので。
*
先週末、盛岡へ行きました。
えきねっとで取った新幹線の切符を握りしめ、
始発のやまびこで盛岡着。
同じリフレクソロジーを勉強した学友に、
自動車に乗せていただき、花巻へ。
生誕120年になる宮沢賢治の世界を見渡す。
記念館の展示はとても有機的で飽きません。
この人、長生きしてほしかった、
インスピレーションの源のような人だね。
大学時代に、宮沢賢治に関する小さなゼミに参加したことがあり、
また、お手伝いしている「音楽紙芝居」も先日<オツベルと象>を上演しましたし。
そんな感じで、賢治先生は色々な人の心に何らかの刺激を投げ込んでいる。
花巻で温泉につかり、
(あまりに長湯したので集合時刻に遅刻)
盛岡に戻って酒を呑み、
素敵な店主たちにも会い、
次の日は手作り村へ連れて行っていただき、
窓際で鉄瓶が作られるところを覗き、
南部せんべいを焼く体験をして。
また温泉に入り…
晴れ間にさらさらの雪がさーっと舞ってはやむ、
盛岡の冬、気温はマイナス4度。
最後に盛岡の街の光を一望して、最終新幹線に乘りました。
おかげで、東京へ戻ってきても、10度あれば暖かいような気がしています。
じゃじゃ麵も温麵も、冷麺も食べましたよ。
さて、ただいま鉄瓶でお湯を沸かしています。
沸いている間にする、しゅーーーーっという音は鉄瓶ならではでしょうか。
ずっと聴いていたくなる、静かな音です。
火鉢があったらセッションルームでずっと聴いていられるかしら。
白湯ブームもあってか、鉄瓶は現在品薄で、
受注生産がほとんどだそうです。
(ある工房は、2,3年待ちだとか)
そういうことを知らずに鉄瓶を見に旅に出たわけですが、
偶然、展示会のために入荷していたというものが物産店でこんにちは。
ご縁だなと思って購入しました。
良いものですからね、使い方はわかりますか?と言いながら
丁寧に包んでくださった店員さんの、にこにこした顔がまた記憶に残ってます。
十音でおいしい白湯をお出しできる日を目指して大事に使います。