16時半を過ぎました。
空が水彩画のようです。
この時刻がもっと暗かった日が12月にあったような気がして、調べてみたら、
日の入りが最も早いのは半月前のことなんだそう。
そういえば、そのころどうもみんな急き立てられて、
気持ちがいらいらしていたような気がします。
気のせいならぬ陽のせいかもな、と思えていたらもう少しうまく乗り切れたかしら。
とはいえ、明日から少しずつ日が長くなりますね。
柚子を太陽に見立て、湯船に浮かべて火(陽)と水(陰)が合わさると見るそうです。
陰陽図と二十四節気の関係で見ると、
黒白のおたまじゃくしがぴったり合わさったような陰陽図の、
黒いおたまじゃくしの眼(一点だけ白)のラインが冬至です。
凍りついた心も一点の陽を受け容れて溶け始めるようなイメージ。
そういえば、鉄瓶でお湯を沸かして飲むと、
「ぢーん」と身体に染み渡るような熱が入るのですが、
これも火と水と金のなせる業か、と思っていただいています。
お湯は使い切って、鉄瓶を乾かすのがいいらしい。
追記:
セラピューティック・リフレクソロジーを提唱したインガ・ドーガンは、
陰陽五行に新しい解釈を加えています。
その陰陽五行図では、「土」を五行の源として陰陽図の中心におき、
木と水を左右に、
金を上下に、
土から四隅に向かって火が生ずる不思議な図になっています。
上記の「冬至のライン」はこの図からすると「三焦経=内分泌系」と読むのですが、
ホルモンバランスと冬至は、きっと強い関係があるでしょう、興味深いです。
インガ・ドーガンは次のように書いています。
「ここで私は皆さんに強くメッセージを送りたいと思います。私たちの内にある『火』を大切にしてください。私たちが生き続けることができ、人生への情熱を与えてくれるのはこの『火』なのです。もし私たちの内にある堆肥の山*が価値ある栄養を持たなかったら、どうやって火に燃料を与え、燃え続けさせることができるのでしょうか?」
*=インガ・ドーガンの解釈では、「土」の要素のこと。