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市が立つ。


Market is held

市場=市庭とも書くらしい。

日本では7世紀から立っているらしい。

律令制のときに、看板を立てること、という決まりができて、市が立つ、というらしいけれど、

面白いのは「市を立てる」、とはどうも言わないらしい。

あくまでも街の人にとっては、

空間に、ある日旗やら看板やらが立って、

どうも普段と違う感じになって、

「ほおー」

という至極他人事なイメージの言葉である。

雑司が谷の鬼子母神にも

ある日突然「手創り市 鬼子母神」が立って、

個性豊かな品物が並べられていたり、

唐組「紅テント」が立って、

がっつりと演劇が行われたりしてびっくりしたりと、

「市が立つ」というのは「一座が来る」「屋台カーが来る」とかと同じような感じで

何か異質なものを見せてくれる、わくわくする言葉だった。

が自分がこの街に看板を立てることになろうとは思っていなかった。

小さくても、10分で作ったものだったとしても、看板は看板ですから、

パブリックな感じでキンチョーします。

さて、十音Toneのまかないでは、

「ちゃりーん」とコインが3つほどカウンターに置かれる音を声帯模写しながらグラスを突き出すと、

番頭によってワインが注がれてゴトッと置かれる、という慣習があるのですが、

それをリアルに市でやろうということになり、

ひとくちホットドリンク(300円)、と称してちらしにも載せていました。

昨夜セッション後、ホットワインを試作していたのであります。

しかし、グラスに入れようと思っていた量が、

わたしたちにはひとくちでも世間ではいっぱいかも

ということに気が付いたのは、

深夜に酔いつぶれた頃でした。

何事もやってみないとわからないものです。

番頭が気が向くと1、2ページ参加させてもらっている、

「酒眉(さけび)」という小冊子があるのですが、

ドリンクのお伴として笑える、平和な話がたくさん載っているので、

市で売ろうということになりました。

一冊500円(税込み)だそうです。

そんな感じでどたばたと準備中です。

遊びにお越しください。


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