praise.
「言祝(ことほぎ)は最上の呪(しゅ)なのだよ、博雅くん、最上の浄化だ、この道(*)では事に窮したらまずほめちぎって祝福するにかぎる」
…岡野玲子氏の『陰陽師』(原作は夢枕獏氏)に出てくるセリフなので*=陰陽道でしょうか。
(ちなみに博雅くん、は、安倍晴明の友人である愛すべき楽師です)
事に窮する、凍り付いたイメージ。
乾いた風を受けて、やせた土に突き刺さっている諸刃の剣のような冷たい孤独感。
賞賛を与えることで熔解し、
手放され、
天に還るようなエネルギーもあるかもしれません。
セラピューティック・リフレクソロジーにおいては、
一つ一つの加圧がすでに「問い」となっており、
クライアントはすでに「答え」を持っているものです。
それを彫刻家のように溶かしだす、 言祝のためには、ものすごく想像力が必要だと思う、
凍るような冷たい水の日々。
それもあと2週間で終わってしまって、
木の季節の兆しが感じられるのかと思います。
春になったら、あなたはよくやった、といっしょにほめましょ。
芹をたっぷり乗せたあたたかいうどんを食べました。