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七神の始末をつける。


渋谷の康鍼治療院で開かれている康塾・集中講座に参加しました。

「東洋医学の心を学ぶ」~精神と感情を主る七神七情と生き方としての五徳の理解~

桜の海に歩きだせそうな窓がある、鍼治療院です↓

何かと扱いあぐねる「感情」。

そのエネルギーの生まれるところに興味がありました。

東洋医学ではこころも臓器と同じように、まるでかたちや質量のあるもののように語られることが魅力的です。

先日の小松ゆり子さんと鈴木康治さんの「セラピストのシャベリ場」でも質問ばかりしていたんですよね。メンタルに興味があるならこちらどうぞ、と鈴木さんよりメッセージ頂きました。

十音にお越しいただくと、

木(き)がさ、とか、水(みず)がね、とか、自然の話が突然出てきて、

自分の調子を自然現象に置き換えられてびっくりされる方も多いと思います。

実は木(もく)とか水(すい)とか、『五行』の話なんですけれど、

自分の生活に近い読み方で呼んでしまうだけ。

厳密には「き」と「もく」は表す世界が少し違うかもしれませんけれど。

七神も七情も、五行に振り分けた五徳も、

すべてが繋がった「矢印だらけの世界」です。

矢印と、イコールマーク(=)で表しながら、整理していきます。

きっと人体の生理も、→と=とでだいたいは書き表せるもの。

流れがあるのに、

複雑にしてしまうのが人間。

でも、そこに味わいがある。

雑味かもしれない。

倍音かもしれない。

でもなくなってしまったら味気ない愛すべき厄介な複雑さ。

4月は先輩方の世界観に触れに出かける月間だったようで、

さまざまなことを知った気づいたりしました。

今回は、

ちょっと凝り固まっていた五行の捉え方を、

違う角度から見てみることができたと思います。

木は上へ上へ延びるものだと思っていたけれど、

そういえば、根っこもあって、土を守っているとか。

水は重く冷たく、流れれば志となり、ぶちまけられたらパニックとなると、

その作用ばかりに気を取られていたけれど、

水のしみ込む作用、そして「溶かす、ばらす」作用が、

人の学びを表したり、凝りをほぐすことに重要なのでは、とか。

あと、フットリフレクソロジストであるせいで、

経絡が手指を始まりか終わりとする「火」の性質に関しては、

どうしても二の次になってしまっていたのですが、

感情を考えるにあたっては「火」についてを腑に落とすことがとても重要。

陽の極まるところである火が、きちんとけじめをつけて次のスタート(水)へ向かうため、

しっかりと達成度を味わう必要があるということについて考えました。

それは感情的には「喜び」の質を味わうことになるのですが。

そういえば、自分の怒りや悲しみについては深く考えてきましたが、

「わたしの喜びって」などと考えたことがなかったかもしれません。

東洋的な精神は「調和と循環」の環で成り立ち、

摩擦やギャップで成長することを好まないようですが(中庸が美徳)、

その環を大きくしたり、

もっと力強く回すことはできるかな。

リフレクソロジーでできることと、

とても相性のいい哲学だと十音は思います。

東洋医学は、文章で身体とこころの世界を書き残し、

表現しようとしますが、

あんまりぴったりした言葉を見つけたからと言って、

それにとらわれないほうが良さそうです。

うん。

感情も複合形ですよね。純正喜びとか純正怒りとか、そんなはずないですね。

日々観察して、

新しい面を発見していく楽しみを忘れずにいようと思いました。

言葉にあらわせないなーというものに持ちこたえたいと強烈に思いました。

ちょっと思い出した歌が

https://youtu.be/eGt2RvWY2lc (爆音です)

90分のセッションで、

まいにちまいかい、くたばることができて、

そしてなにより、まいにちまいかい、うまれかわることができる

今日も新月ですね。

くたばって、また始めましょう


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