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きく、音。


確かに。音も刺激なので…物理的に親指で足裏に与えるのと同じく、人が120分過ごすのに「効く」音楽または、音または、無音があると感じています。

口ずさめるメロディは香りと同じくその時の体調や記憶を定着させてしまうものな気がしていて、セッションではなるべくメロディの覚えられないものとか、空気のように邪魔にならないものとか、間のあるものを使うようにしています。

開室当初から、ブライアン・イーノのMusic for airportがよくかかってますが、

あかるい色調でいながらある特定の感情を喚起しないもの(施術者であるわたしにも)は、

なかなか見つけるのが難しいという状況。

時々、アルヴォ・ペルトの "Alena" をかけたり。

挿入される『鏡の中の鏡』は何か覗いてはいけないものを覗いてしまった心の音がするけれど、これが必要かな、いう人もいる。

ゆったりと変わる風景が必要な方には、吉松弘の ”MUSIC FOR NINE POST CARDS” をかけてみたりします。今日はそうでした。

5月に発表されたようですが、お腹の薬、正露丸から発の、こんなプロジェクトがあるみたい。

6分32秒という時間の割り出し。

ある旋律がテーマの変奏曲?であること。

ある「時間」をどう過ごすか、という課題に応えた形であること。

これを聴いてその時間が有意義になるかどうかは別として。

こういう使い方面白いと思いました。


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