道路に全く日陰のないとっても暑い日でした。
今日は同じ南アフリカドーガン・インターナショナル(ジャパン)の
コース第2期生の榎本さんと交換セッションをしました。
自分のする施術を受けられないのは、
施術家の宿命。
クライアントに触れる側から想像している響き感と随分違った反射区もあって、
すごく興味深かったのです。
セラピューティック・リフレクソロジーの施術の特徴は、
親指を足裏に垂直に押し当てて2,3回回す
「ローテイティング・サム」という使い方と、
反射区を右半身、左半身と分けずに、
右→左→右→左、と
反射区を上から、臓器ごとに施術していく順番にあります。
(一部、例えば胃から十二指腸や、小腸大腸の順は変則的です。
消化された食べ物が運ばれていくのに沿うような動きをします)
まず、足のアセスメント(視診のようなもの)の時点で、
リフレクソロジストのわたしも意識していなかったような、
第2趾の荒れが発見され、
膀胱の反射区もぷっくりと腫れているのが分かりました。
そういえば最近、
浮腫みもあり、朝は身体全体がだるいような…
「酒の飲みすぎじゃないの?」というキビシイまなざしに耐え切れず、
思わず本日からの節飲をその場で約束してしまう山﨑。
さすが榎本姉さん…
効果は1週間後をお楽しみに。
さて、セラピューティック・リフレクソロジーの冒頭は、
入念なリラクゼーションテクで足首から先を骨抜きのようにしてから、
さらに入念(執拗…)な10趾の刺激に入ります。
十音のセッションでは、10本の趾だけで75か所以上×2,3回し×左右、刺激を差し込むので、
この段階だけで20~25分たちます。
これは、受けて頂いた方には分かって頂けると思うのですが、
特に疲れていると、響きます。
身体の響きに耳を澄ましていると、
第1趾では頭の中、
第4趾では体側の肋骨あたり…と、
その反射区や経絡上に響きを感じ取る「耳」があるかのように、
身体の中がピリリ、と反応します。
この「ピリッとしました」、というのはよくクライアントが口にされる感想なのですが、
ちょっと臓器がチクリとするようにも感じるんですよね。
明確にライン上に出るのが不思議。
掃除がされている感覚です。
20数年前ですが、剣道をやっていたのもあって、
第1趾、第2趾のつけねの皮膚がとても固く、
さぞかし施術をしてくれる方は疲れるだろうといつも思っていたのですが、
40歳になったわたしの足は随分違う質感になっていたようでした。
消化器の反射区はふにゃふにゃ、とのこと。
(スポンジ状とか、「虚」とか言います)
もっとボディブローが差し込まれるかと思ったのですが、
サラリと流される感じ。
うーん、ここでローテイティングサムを使って感動を呼ぶには、
ちょっとウォーキングサム(尺取虫のように親指を這わせていきます)の要素をいれつつ、
「足踏みする尺取虫」的にやったほうが良さそうだな、と
自らの施術も省みます。
やっぱり、刺激が皮膚を離れたり移動する瞬間が大事…
かかとまわりの反射区は、
少し刺激されただけでじわりと疲れが出ていくよう。
施術者の手に疲れが吸い取られていくようで心配になりました。
実際自分がやっているとかかと周りは足裏と握手をするようで、
弱った身体をすごく感じ取りやすく、やりがいのある反射区なのですが。
そして発見したのは、脊柱と体側に移る前の「ツイスト」の気持ちよさ!
ふくらはぎに響きがくるとは思っても見ませんでした。
これからはもっと入念にひねろう、と決意。
点で刺激したあと、
オイルで面に手技を滑らせて、どっと流す、というのが
100hanaさんも十音も共通です。
浮かせた老廃物が一気にゴミ箱に流されていくような瞬間です。
やっぱり、イベントなどでこの最後にクリームタイムまで行けない短さでやるのは、
惜しいなあと実感。
何回「ローテイション」するか、施術する反射区の選択などで、
20分(セラピーイベントなど)から90分(十音の施術)ぐらいまで長さ調節できる手技ですが、
やっぱりこれからも、うちでは90分で行こうと思いました。
クリームタイムだけで20分~30分あるので、
強い刺激が好きな方も、そうでない方も、どちらも満足いただけると思います。
そもそもかなりの部分オーダーメイドですし。
皮膚は固めなのに、中が満ちていない感じ、という100hanaさんの感想に、
それはまるで私自身のことではないかと笑ってセッション終了。
いや、わらっている場合ではない。
十音によるセラピューティック・リフレクソロジーや、
おひるねサロン100hana 榎本さんのタイヨガの施術は、
とてもお手軽価格&時間ですので、ぜひどうぞ。
上記の刺激のほんの一部ですが、エッセンスの部分をお伝えできると思います。
写真は、100hanaのハナちゃんです。
この交換セッションはこの先しばらく続く予定です。
またレポートします。