私にはスタッフとして怖い4つの「当日ない」があって、
お弁当が来ない
出演者が来ない
楽譜がない
客がいない
昨日ステージスタッフを請け負ったリサイタルにおいては、
どれも「あった」のでほっとしている。
下手袖に立っていて色々なことを思い出しました。
フリーのステージマネージャーが、
廊下で仕事着に着替えている姿。
一番に来て楽屋札を貼る公演担当者のテープを切る手元。
リハーサルが始まってさえしまえば、
あとは最後までいけるからという元上司の言葉。
現場で掛けられた声の一つ一つが、
スピリットとなって内側から外側からわたしの立ち姿勢を支えている。
それは演奏だけやっていたら掛けてもらえなかった言葉で、
わたしは自分を支えてくれるパフォーマーとスタッフ双方からのスピリットを
すごく誇りに思う。
体験して交流すると、掛けてもらえる言葉が増えて、強く立っていられるようになるだろう。