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しきる。


行事はいらないわ、とばかりに

入学も卒業も就職も退職も結婚もほとんど「式」を意識せずにすごしてきてしまい、

成人式にも参加せずでした。

ちょっと混乱している時は、

陰と陽、内と外が同居するカオスが自身の中にもあって、

境界線というのをどう扱ったらよいか分からなくなっていると思う。

自分で決めて行ったらよいのですけれど、

そういう決定の力が弱っている時、

「もう少し強制的に式で仕切られるってことも経験しとけばよかったかなあ~」とか

思ったりもします。

これを選ぶ、ということと同じくらい、これは嫌だ、というのも

判断力をつけてくれる。

冬は、判断する力、決断する力が弱ります。

だから、くるまって、思考は停止して冬眠するはずなんですけれど…

外に出て行かなくてはならないから面倒っすね。

自分の中の五行の色合いみておきましょう。

調子(とーん)はいかがですか。

外は、(そして家の中も時折)冷たいけれど、

春のきざしが身体の奥に一点にじんでいるという不思議な感覚の正月、

ぼんやりとまた、「陰陽師」を読みふけってしまいまいた。


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