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身体で奏でる。


(4/14の記事です)

明日は 春のルネサンス大舞踏会-小澤高志さんを偲んで- で、15世紀のイタリアンルネサンスのパフォーマンスをしています。

写真は…右から放蕩息子、真ん中できのよい自慢の兄、左は兄弟にとっての歳をとらない不思議な叔父、といったところでしょうか。 「足」がとてもおしゃれな時代でした。 兄と叔父のタイツの色にご注目。 女性にアピールするのにも足を振ったりするんですよ。 その代り、上半身はほとんど、「振り付け」といったものは残っていません。 歩く延長のような動きにキャラクターがにじみ出ます。 印刷のされない音楽を表すために「動き」が文章で記され、 コミュニケ―ションの手段として音楽を身体で体現した時代です。 フロア図もないので、偶然すれ違った時には挨拶したりします笑。 100年のうちに2,3代は代替わりしたであろう時代ですから… また16世紀のダンスになると、まったく変わってきます。 技巧がほどこされ、重さを嫌い、軽妙に舞います。 こうなってくると、名手というものが出て来るのかなと思いますが、 十音は足がマッチのように床を擦り、人間が大地の上で人間であることを謳歌するような15世紀ルネサンスの音楽と踊りが好きです。 これを終え、 月曜夜の<ほぐしをほぐす>を終えたら、 5月以降のセッション予定もアップしますね。 お待ちください。


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