<ほぐしをほぐす>Vol.1 テープ起こしを進めています。 コリとの在り方、示唆に富んでいてテープ起こし自体もほぐしになっています。 その中でも、コリに対する見聞録、筋肉の「よれ」、そして「神経緊張」に関するところは、 参加者のみなさんからの感想(宿題?)からも、大いに刺激となったことがわかる箇所でしたが、 今日、セッションをしながら、 「デポジットって、粉砕しなくちゃと思っていたけれど、捉えたら揺さぶりをかけるだけでかなり響いているのでは」 と実感する瞬間がありました。 セラピューティック・リフレクソロジーは、ウォーキングしない、ローテイティング・サムをつかって施術をしていくのですが、どうしても「一刺しで粉砕せねば!」という思い凝りが施術者に生まれがちです。 インガ・ドーガンも、「このローテイティングサムテクニックは、オペラ歌手の迫力のある歌声のように、力強いバイブレーションで気血のブロックを破壊する」と書かれていて、そのイメージが強烈なのでしょう。
結果、一点に力を加えることに必死になると、 クライアントの意識がただよう余白がおろそかになると感じます。 強く押すことが必ずしも強い刺激ではない。 身体が「ゆさぶられた、配置換えさえた?」と認識することが大事だなと。 <ほぐしをほぐす>Vol.1は語りの会ではありましたが、 身体的な施術へ変換できるヒントがたくさん含まれており、 「ほんのちょっと、だます」ということで解れるということについても、かなりのエネルギーを割いて語られています。 お楽しみに。