わたしはリフレクソロジストとしては、
足の皮膚つまり
人と地面との境界、人と外界との境界に触れる仕事をしている。
セッションルームの中で向かい合っている時は、
その境界からさまざまなメッセージを受け取るし、
クライアントと協力して、
拮抗する意識を発揮して、
絶妙な境界を引いている。
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部屋を出るとそうはいかないことが最近立て続けに。
介入の定義がセラピーや、ワークショップや、その他いろいろで違うと思う。
「介入は、するべきではない」とセラピストが言う時も、
「正しいタイミングで介入するべきだ」とファシリテーターが言う時も、
どちらも正しいのでしょうけれど、
どちらにせよ、
相手が欲していない介入は精神的な暴力だし、
境界荒らしになり得る。
「あなたの為を思って」「こう言いたかっただけなの」「ちょっと聞いて」
という呪いとセットで押し売りされる刻印機みたいなもの。
(なにが「だけ」だ、まったくひどい言葉だ)
でも最終的に一番「厄介」なのは、
自分自身の怒りだ。
まるで強くなり過ぎた酸みたいに、
粘膜を焼く。痛い。
5月はとかく境界が乱れることよ。