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42


素数が好きなので、41歳になったときはこころが浮かれたのですが、

来たる次の素数43との間に挟まれた、

42は、なんとも地味です。

でも、

人間の地味なところに手を抜くななどと最近FBにも書いたようなので、

手を抜かずに過ごすべきでしょう。笑

4月に<ほぐしをほぐす>をやったとき、

ゲストスピーカーの小松ゆり子さんに「好奇心」についての問いをしたら、

こんな言葉が返ってきたのだった。

タイムリミットが、好奇心を後押しするという話でした。

41歳のおわり近くに行ったイタリアで、

どうしても上ることができなかった高いところ、というのがあって、

クレモナの鐘楼のてっぺんなんですけれど。

110メートルの塔の、石段を上ったあと、

鉄と木製のらせん階段があるのです。

てっぺんまで多分あと5~10m。

そこから見えるだろう青空が見えている。

でもこの階段に足をかけるだけで、

動悸がして腰が抜ける。

情けない。

もう来られるかわからないのに。

前にイタリアに来た17年前にはなかった高所恐怖。

力づくで昇ったらなんとかなるものかというと、

何ともならないのが身体の反応なので、

(それに、共にその場にいた番頭もこのらせんがダメだったので、

引っ張ってもらうわけにもいかず)

「絶景」はその下のレベルのテラスから撮影して、

満足して降りてきました。

↑なぜか、ここでは動悸もない。

あのとき感じた恐れと、怒りの感情って、

歳をとることへの感情だったのかもしれません。

わたしはアンチエイジングに興味はないのですが、

エイジングにはおそれがあるんでしょう。

怖い相手なので、

対抗しないけれど手抜きせずに生きます。

誕生日の日は、お休みをいただきました。

↑墓石には「よき夫であった」と彫るように、と言われています。ときどきバチバチとパソコンのキーボードをたたく音でみなさまにご挨拶している、十音の番頭です。

温泉。

ビール。

以下、ウィキペディアの「42」より。

◆数学者でもあったルイス・キャロルにとって 42 は特別な数である。(ダグラス・アダムズ『銀河ヒッチハイク・ガイド』への影響が指摘されている)

王は手にしている文書を読み上げた、「規則 42。身長1マイル以上のものは全員この法廷を去ること(All persons more than a mile high to leave the court. 文字数も 42)」(『不思議の国のアリス』)

◆Siriによる、「人生の意味」についての回答のひとつである。

◆一般的な千手観音の手は、42本。


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