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計をあわせる。


前職、

少し財務諸表の読み方のようなものをやった気がするけれど、

簿記の左と右に振り回されて、

初歩の初歩で脱落した。

リフレクソロジストになり、

東洋医学を学んでいると、

足裏から世界を読み解くようなことが面白くなった。

単式の収支計算を表計算ソフト上でいろいろに並べ直しながら、

自分の小さな商いについて考えるようになったので、

数字から会社や社会を読み解くことも、

今なら面白いかもと思った。

折しも母校から卒業生にむけて、

講座開講のメールマガジンが送られてきており、

企業会計やマーケティングの講座がリーズナブルな値段で受けられるようだったので、

卒業20年たってまた母校に通ってみることにしました。

↑確かに、音楽科は一番奥にあって、

学生時代から「分校」感の強い学科でしたが、

ここまで森化して草に埋もれると、

泉鏡花の作品のごとく、本当に夢だったのかもしれないと思ってしまう。

もうちょっと草刈ったほうが…

↑信じられないかもしれませんが、

サークル棟(それも「新」サークル棟と名付けられている)。

これも草の向こう。

手前には、なぜか畑がしつらえられ、ナスがなっていました。

だれか学生会館に暮らしているんじゃあるまいか。

講義室は大学院棟の6階。

1日目が終わった今日は玉砕気分です。

やっぱり簿記と会計については、

いつまでも落ちこぼれである。

まず…

左右をぴったり合わせるという執念と、

ぴったり合わせるために色々と言い訳をする(笑)複式簿記の美しさが解らない。

あと引き算と足し算のすり替え(笑)が…

お財布の中からお金が出ていくとか、

銀行の残高が減ったり増えたりするというということ、

つまり引き算と足し算で経済活動を見るということなら理解できるけれど、

出て行ったものも可視化し

左右に等しく積み上げていく(足し算にしていく)というのが、

よう分からない。

そして、

それを説明するために、講師それぞれに教え方をお持ちで、

よく数字の表を四角の面積やブロックの体積の絵に変換して、

積み上げて見せて下さる。

しかし、わたしは表に数字で示された、

いわば文章のような金額と、

その講師が変換してくださった面積、体積の%が、

瞬時には結び付かない。

(…って、言っていることを解って下さる方はいるのだろうか…)

さっき言われたことをパッと暗記して、

パッと板書しながら覚えて行かなくてはならないような授業だと、

変換が追い付かず、ついていけないということになる。

自己流の学びにはいい気になってました。

リフレクソロジストになるにあたっても、

東洋医学のパートは満点だったし。

さすがに落ち込んだ…。

前にも書いた「こだわり」なんだと思うのですが。

とりあえず、ナイフを1つに定めて、会計を切ってみないとだめそう。

恐らく、

文章で(だらだらと)読んで、自分なりに表にしたり、面積に変換したりすると、

学べる性質なんだろうけれど…

一番いいのはたぶん、全部文章(物語)に直すこと。

でもそれじゃ何の為に、表の読み方を習うんだか。

↓この本はわたしにはわかりやすい。

言い訳がないからだと思う。(つべこべ言わずまずは覚えろ、という感じで書いてある)

下にある、「基本」の「簿記は解らなくていいからブロックで表す」のは、どうしてもだめ。

脳内変換できませんでした。

その下に見える数字の貸借対照表は、書いてあることは認識できるが、

どの数字がヤバイのか読み解くことはできない。

これを数社ならべて判断する方とか、すごすぎます。

結局、現金をやりとりする小さな商いですから何の問題もないのですが。

リフレクソロジーはコトを売る商売だし、

精油やベッドも必須ではなく、

実は何を原価と見るかはいい加減でした。

町の小さなタバコ屋さんや、

消費税を取らない駄菓子屋さんのごとく、

リフレクソロジーを売り、

お金を頂いて、

そこから費用を抜いたお金を生活に回しています。

しかしそこには、

「どう儲けていくのか」という視点がごっそり抜けていて、

セラピストの世界が、

どこか社会の経済の流れからは外れた水たまりのように

濁っていくのも感じています。

技を売るということ。

自分の商いと、大きな経済の接点を見出したくて、

秋はしばらく落ちこぼれ感も良しとしながら、

通うことにします。

潔くお商売したい。


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