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イタリア旅のあとで。


在イタリア日本国大使館のポストに思わず笑いました。

フィウミチーノ空港が入出国で顔認証を取り入れるというニュースも。十音はローマで並ぶ最後のニッポン人だったようです。笑 

でも、詰めの甘さが魅力の国ですから!イタリアの列は、機械化で解消できる類ではなさそう。自動にしたら自動にしたで、やり方が解らなくてみんな並ぶんだわ。人を減らしただけ説明する人がいないとかね、機械が故障しても誰も来ないとかね。並ぶ間の届かない声の表現力を磨いて、みんなオーバーアクションにもなります。

モンテヴェルディさんが1642年に発表したオペラ「ポッペアの戴冠」は、

司法を殺し皇后を島流しにして皇帝の愛人が戴冠するという…

カジノも共謀も飲み会も霞む、

黒い黒いローマのお話です。

ちなみに3時間強の人間のパフォーマンス。

策で勝つヴェネツィアにはさぞかしウケたんでは。想像します。初演の場にいたかったですね…

1642年はもう、(血液は身体を循環していることになっていて、)

人間はすでにしょうもなく、

神はちょっと人間から離れて俯瞰したところから口出ししているのが面白いと思う。

いろんな神が冒頭ゆんたくしているシーンもわたしは好きです。

3枚組CDのいつも1枚目を聴いてお腹いっぱいになっていましたが、

今はペロッと3枚いけそうです。

ご興味のある方は、セッション中にかけますので、お申しつけください。

おカネも幸せも一気に膨らむものではない。

こつこつと人間した分がこつこつと回る。

おカネのしくみが単純でない国は、色気に欠ける。

前述の愛人だって、史実によれば皇帝の暴力によって数年後亡くなったということを知りました。なぜか「医薬ジャーナル」のバックナンバーによって知るといのがなんとも。


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