とても表情豊かで、表現力のある、天塩にかけた小さな庭のようです。
地上から1センチぐらい、天空に浮いている不思議な庭なんですね。
ジブリの天空の城ラピュタってありましたね。
美しい石を内包して宙に浮いています。
一本の木が生えていて、
自由に、のびていきたいエネルギーが強くて、
ついに庭をふわっと引き上げちゃいました。
さて、どんどん伸びたい木ですが、なぜか頭のところでブレーキがかかります。
下に引き戻されるというより、ごつんと「頭打ち」になるのです。
エネルギーが滞って、圧があがり、筋肉が対抗して緊張していきます。
もっともっと、伸びるエネルギーを得ようと、
庭の土からどんどん栄養を吸い上げるのですが、
なにしろ、大地とのつながりがうすいため、水も栄養も自前。
供給されないのでふらふらです。
庭には美しい小川が流れているんですが、土が崩れてところどころ水が濁ってしまいます。
さて、木は考えました。
どんどん高くなりたいけれど、
そのためにはまず庭を大地におろして、
根付こう。
庭と大地をつなげて、庭を経由して大地から栄養をもらい、土を豊かにして小川の流れもよくしよう。
そして豊かな水をもらって、またどんどん伸びよう。
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