その街には勇敢な火消しとちょっと気弱な堤防守がおります。
火で遊ぶのが好きな者が多くしょっちゅう火の手があがるのですが、火消しの消防技術が素晴らしく、街が全焼したことはありません。
火消が使う水を提供してくれる河の水門には、いつも冷静な堤防守がおり、ちょうどよい量の水を火消に提供してくれます。
しかし時々、堤防守が水が怖くなりお休みしたりしますと、水門が開きすぎて水が流れ込みすぎ、街が水浸しになってしまいます。火消が筋肉痛で休んだりしますと、木が燃えすぎてエネルギーが舞い上がり、頭がいたくなったり首が凝ったりします。
火消しと堤防守の関係はつかず離れず絶妙なバランスが成り立っており、街の自然を守っています。
Comments