王国はながいこと治水が悩みのタネでした。
土が水を含みすぎるとひんやりと、人々の足取りまで重くなってしまうため、
みんなで日照り乞いをしたこともありましたが、
どうやら天から降る分よりも、湧き水が不安定で、水が湧きすぎたり干上がったりを制御できないことが問題のようです。
ダムや用水路をつくり、国土にいきわたる水量を調整しようとがんばってきました。
しかしときどき、用水路の土が崩れて、必要な畑へ水がいかないうちにたまってしまい、国土が局所的に洪水状態に。
一方、畑の作物は水がもらえず、カサカサと乾いてしまいます。
王さまは一念発起し人々に緊急事態宣言を発報しました。
①国土の土質改良、すぐに崩れないしっかりした土を作る
②土から水を吸い上げるよい森を育て、保水。
③湧き水がコンスタントに湧き続けるよう、水源のメンテナンス
壮大な計画ですが、実現すると国土が潤い畑も豊かになり、人々も安心するでしょう。
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