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怖じ気づく。


get cold feet. ←なんと…!

膀胱は地域を守る役人のようなものだ。それらは水分を蓄え、液体を分泌して、蒸発を調整する。

腎は力強い働きをし、能力を発揮する役人のようである。腎臓は休眠状態の生命に活力を取り戻す。腎は蓄える器官であり、分泌物が留まる場所である。腎は精を蓄え、生命の誕生、発達、成熟を支配する。

(インガ・ドーガン著 冨野玲子監訳 「セラピューティック・リフレクソロジー」フレグランスジャーナル社 より、「黄帝内経」The Yellow Emperor's Classic of Internal Medicine の引用)

季節を五行からも味わい尽くすならば、

なんだか11月近辺から生じる不安、恐れも目をそらさず眺めてみようかなと思いました。

すべてのものを自然の5つの要素、「木火土金水」に分けた東洋医学の五行論の解釈では、

不安や恐れの感情は「水」の要素に分類されています。

「水」に属する経絡は、膀胱経&腎経。

さらに、「水」に属する精神的な要素、は「志」。

水の要素のバランスがうまく取れていて、

上手く流れていれば、

「志」は「知恵」となり、内省的に、慎重に、力強く、物事に向かっていくことができる。

雪解け水が大海にゆったりと流れ込むイメージ。

逆に、水の要素のバランスがとれず、

不調和となれば、

「志」は「恐れ」となり、とっちらかってしまって、落ち着かず、定まらず、自信がもてなくなってしまう。

ばしゃっとこぼしてしまった水のイメージ。

雑巾を早く!何てもったいないことをしてしまったんだろう、おろおろ。

冬季は「水」に属し、

寒さ、冷え、過剰な塩分で乱れやすいとされています。

冬はどん底、

冬だけ元気、

どちらも不調和のあらわれかもしれません。

また、1日の中でも、15~19時に「水」の要素の活動が活発になるそうで、

定時退社時刻になると愚痴ってきたり、

終わらなかった仕事のことで呻きちらしているあの人は、

「水」タイプかもしれない・・・

十音のご近所さんにも、

夕方ぐずっている子どもの声がよく聞こえます。

怒っているんじゃなくて、不安なのかもしれません。

水は、金から滴ります。

水は、木を生やします。

水は、火を消します。

私の中の水は?

さて、

I got cold feet. 怖じ気づいちまった。

そんな時は、やっぱりfeetを温めたほうが良いのではないでしょうかね。

自身も五行の一部だとすれば、

不調和は補ったり引いたりして調和を図れば改善しますから、

大丈夫、大丈夫。

手を温かくして、お待ちします。

先日伺った、芳香植物の蒸留↓

鉄瓶の中の水の、白く細かい泡立ち。

いつもシューっと音がします。

冬なので、しばらく水の変容を見ながら自分の中の恐れについても考えてみようかと思います。


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