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うける。


受ける、享ける、請ける、ウケる…

セラピストが言う、

うけ・る(ないようにする/ない)

、というフレーズがある。

クライアントに向かい合ったり、触れたときに、

その疲れや「気」によって施術者が疲れてしまったり、

疲れないようにガードするという意味のようで、

特にスピリチュアル系ではなくても、

さらりと使われている。

「うけてしまう」セラピストは、

あまり出来が良くないというか、

メンテナンス力が弱くプロではない、という感じに使われることが多いように思う。

大してキャパシティがなくても、

うけないようにするスキルがある、という風に使う人もいるように思う。ごめんなさい。

でも、

一緒に不調を読み解こうとするときに、

ほんの一部でもその人をシェアせずに済むものだろうか。

わたしはうけません。

わたしはうけることがありません。

わたしはうけないようにしています。

という発言をするセラピストに

わたしなら自分の一部でも渡しに出かけて行きはしないし、

その言葉の感じはじわっと拒絶感のようなものになって、

その人の表情や、部屋の温度や、会話の端っこに表れて、

クライアントは必ず感じとっているものだと思う。

もちろん、セラピストが一緒になって疲れて、

クライアントに気遣いをさせるようではまずいだろうが、

それを「うけない」という言葉で表すことの違和感が。

五感に哲学までも総動員するセラピューティック・リフレクソロジーにおいては、

ある刺激へ返ってきた反応の端っこをとらえて、

そこからからまったホースをほどくように、

または、

羊毛の塊から毛糸を紡ぐように、

流れを作り出す。

やはり、一度はうけ、

入れて、

自分なりの精神回路や体の力の使い方で施術者自身のえは腑に落とし、

それをクライアントとシェアするセッションのほうが、

充実感があるのです。

伴走するからには、

相手の速さにあわせることもあれば、

ペースメーカーとなって淡々と進むときもある。

セッションが終わってこちらがゼエゼエしていることもあれば、

クライアントが付いてこれずにゼエゼエしていることもあるけれど、

明らかに私達は不調の原因の何かをシェアして、

それについて一緒に考えを巡らせている。

考えが動くときは、気も巡っていると思う。

デジタル的な等間隔の刺激と、アナログ的な「間」の刺激があるものだ。

淡々としたペースに焦れるクライアントもいるが、

それさえも、自分を知る刺激だと思う。

そもそも

茶室のような小さなセッションルームに、

人を迎える時にすでに、

その人のかなりの部分をうけいれてしまっている。

部屋はわたしの延長だから。

危険な考え方だろうか。

これが自滅的にならないように、

わたしは強い消化力を持たなくてはならない。

身体を鍛えようと思う。

振れ幅の大きい振り子の中庸は強い。

「いやー今日は、うけちゃったな~!」というセッションのほうが、感動的。

90分のセッション、せっかくだから気も心も動かされて終わりたい。

(と同時に、

うけるのうけないのという話をしている時、

セラピストは実はクライアントに怯えているのではないか?

やっぱり、セラピストのためのほぐしの場が必要だ)

********

【十音のセッションについて】

◆十音のセッション料金は、1回90分5,000円です。

◆かかりつけリフレクソロジストを目指し、継続しやすい4回回数券料金を設定しています。

11,000円(+投げ銭)で1か月有効です。

◆4回回数券のお支払い方は、

1回目5000円+2回目5000円+3回目1000円+4回目0円(投げ銭)です。

○セッションでクライアントとともに難民支援、貧困問題解決にむけて支援をしています。

○3回目の1000円は、難民支援協会に寄付しています。

○4回目の投げ銭でビッグイシューを購入しています。3回目には、雑誌ビッグイシューのバックナンバーのなかから、好きな号をお持ち帰りいただけます。その時のご自身に合ったテーマのものを、お選びください。


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